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続編発売決定記念「inFamous~悪名高き男~」管理人レビュー



2009年5月、「怪盗スライクーパー」シリーズなどを手掛けた、
"サッカーパンチプロダクション"が贈る新シリーズ第1作目「インファマス」は発売されました。
それから半年後の2009年11月、なんの宣伝もされずに今作は「GOW3体験版DLコード付属」という特典付きで国内販売を開始。
しかし、ほとんどの人はその特典に釣られたにも関わらず、いざプレイしてみると多くの人がその魅力に取り付かれる結果に。
管理人は発売日に買ってやり込んだので相当前の事になってしまいますが、続編国内販売決定記念という事でレビューしていきたいと思います。
これを見て誰か一人でもこの作品に興味を持って頂けたら幸いです。

+++

1.グラフィック
今作は「サンドボックス型」、所謂「箱庭」ゲームです。
このタイプのゲームは広大なマップを読み込み無く移動出来なければいけないので、グラフィックに力を入れるのが難しいと言われています。
絵で例えると、家1件を描くだけなら事細かに描写出来るけど、それと同じ時間内で街1つを描くとなると細かな描写は出来ない、という感じ。
しかし、そんな箱庭型タイトルの中でも今作は綺麗な部類だと言えるんじゃないでしょうか。
街はしっかりと作り込んでありますし、各所にシステムに繋がるギミックが仕込んであります。
箱庭代表格のGTAなどと比べると狭いと言われるマップですが、箱庭初心者には丁度良い広さかと思いますね。
ただ、結構ジャギ(輪郭部分のギザギザ)が目立ちますし、人のグラフィックはあまり良くありません。
主人公含めメインキャラクター達はまだいいんですが、たまにミッションを頼んでくる一般人を見ると「oh...」という感じにw
でもやはり一番残念なのはヒロインのトリッシュの顔ですかねぇ…THE・洋ゲーと言ったグラフィックです。
それ以外は結構高得点だと思います、が、それはあくまでサンドボックス型の作品の中での話なので、人によっては微妙かもしれません。

infamous_Graphic.jpg
今作の舞台である"エンパイアシティ"

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グラフィックは8.8/10
作り込まれてはいますが、やはり粗は残ります。
しかしサッカーパンチ曰く「inFamousはPS3のキモであるSPEを活用出来なかった」と言っていますし、
それでいながらこのレベルに出来る技術力に驚きますね。

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2.ゲームシステム
先程も言いましたが、今作はサンドボックス型のゲームです。
このジャンルは簡単に言えば、ある地域(街でも荒野でもなんでもいいですが)を舞台にし、その中であればどこへでも行けるというモノです。
その中でも有名なのはやはりGTA、グランドセフトオートではないでしょうか。
しかし、インファマスでは銃も乗り物も使いません。使うのは自分の「電磁能力」のみ。
サンドボックスアクションではありますが、基本はTPS(サードパーソンシューター)ですし、クライミング要素もあるので、
システムはサンドボックス+アメコミ+アンチャーテッドという認識で良いと思います。
このTPS部分も普通のTPSとは違い、電磁能力を使ったユニークな仕様。
電撃を放つだけでなく、敵に付着する電磁ボム、磁場の強い方向に誘導出来る高威力電磁球体、スロー状態で放つスナイプショット、
更には全エネルギーを使って高範囲に及ぶ落雷を操る事も可能です。
基本の電撃攻撃は普通のシューターと違って弾数の制限が無いので、初心者が練習するにも丁度良いです。
移動手段も電磁波によるホバリング滑空や、電線や線路を使っての高速スライドが出来ます。
主人公のコールは"パルクール"と呼ばれるフリーランニングの達人で、ビルからビルへと飛び移るのもお手の物。
街にある建物という建物全てに登る事が可能で、そこから効率良く目的地へと移動出来ます(前述したクライミング要素)。

しかし、これ等の要素も勿論良いですが、他と一番違うのはやはり選択肢や行動によって物語や能力が変わるというシステム。

この作品の中で行われる行動には"善""悪"があり、それによって得られる経験値が変わってきます。
善行をすれば善の経験値、悪行をすれば悪の経験値、という感じで、それぞれの経験値で覚えられる技の特質が変わります。
例えば、"電磁ボム"の場合 善の能力だと敵に付着させる事が出来ますが、悪の能力では分散して広範囲攻撃になったりします。
更にイベントでの善行、悪行などの選択では物語の進行が若干変化。
最終的にはエンディングが変わったりもします(とはいえエンディングは善と悪の2種類だけ)。

しかし、このシステムには一部微妙な部分も。

この善行悪行に合わせて、街からのコールへの評判というものが変化していきます。
それによって善悪共に3段階の異名("ヒーロー""ネメシス"など)が与えられる事になるのですが、
異名を得ていかないと全ての技がアンロックされないので、結局は"善のみ"、"悪のみ"のプレイという感じになってしまうんですね。
選択肢はあれど、選ぶ答えは決まっている、という感じ。
仕方の無い事ではあるんですが、少し惜しいかなと思いました。

"善"の状態のコール。電撃は青。
infamous_hero.jpg

"悪"の状態のコール。電撃は赤くなり、コール自身にも変化が。
infamous-evil.jpg


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ゲームシステムは9/10
完成度も高いですし、やはり目新しさがあるというのはいいと思います。
基本は同じでもアレンジによって面白くなるという、良いお手本かと。
ただ、敵の狙撃能力が高いのと、サブミッションの種類が少ないのでちょっと減点。

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3.ストーリー
最初に言っておきます。かなり良いです。
今作の物語は、配達屋(メッセンジャー)である主人公コール・マグラスが、とある荷物の配達を依頼される所から始まります。

指定された場所に着いた所で電話が鳴り、聞き覚えの無い声で「包みを開けろ」と指示された。
封を開けた瞬間荷物は爆発し、街中は混乱の渦に巻き込まれ、俺は生きているのが不思議な程の重症を負った。
俺が病院で意識を失っている間に街は封鎖され、疫病が蔓延し、犯罪者達が我が物顔で暴れる状態へと陥っていた。
しかし、その爆発は俺自身にも"影響"を与えていた。
大爆発の中心にいたにも関わらず、俺の傷は異常な程の短期間で回復していった。
そして目が覚めた俺には、"電撃"を操る能力が宿っていた…。


この事件で得た能力を使い、爆発の原因を探り当てていくと言うのが基本的なストーリーです。
この爆発物は"レイ・スフィア"と呼ばれるモノで、才能のある者が使用すると能力を得られるという代物。
この様に、能力を手に入れた者達は"コンジット"と呼ばれます。
コール以外にもコンジットは存在し、それらを倒しながら物語の真相へと迫ってゆく事になります。
ストーリーの展開ですが、前半も面白いけど、終盤の展開がメチャメチャ面白い
かなり熱い展開です。映画で言うと「ダークナイト」辺りが好きな人は絶対ハマるストーリー。
基本的にアメコミ系の展開なので、アメコミ物が好きな人には手放しでお勧めです。
むしろアメコミをあまり知らない人もこれでアメコミ映画観たりする様になるかもしれません。

infamous-event.jpg
コンセプトがアメコミだけあってイベントシーンもコミック風。

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ストーリーは10/10
個人的な意見ではありますが、満点をあげたい展開でした。
inFamous2は善ルートの続きだそうです。

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4.キャラクター
キャラクターは皆魅力的だと思います。
主人公コールの渋さもたまりませんし、相棒であるジークも物語中いざこざはありますが結局は憎めない奴です。
コールの恋人であるトリッシュはビジュアルは残念ですが、悲劇のヒーローの恋人らしいキャラ。
敵も個性溢れるキャラ揃いですし、恐らく次回作にも引き続き出てくる奴等もいるでしょう。
何よりも、大敵である"ケスラー"の存在!あれはカッコいい。
最初は殺したい程に憎い相手なのですが、終盤ではなかなかの展開に。(敵である事には変わりないですが)
ラスボスがここまでカッコいいゲームもなかなか無いのではないでしょうか。
もし今作で好きなキャラを挙げろと言われればコールと同率1位に挙げますね。
雑魚敵にもカッコいいキャラがいまして、"リーパー・コンジット"と呼ばれる種類の敵は、
なんと悪ルートでサブミッションをクリアしていくと"コールに付き従う下僕になる"という素敵仕様。
大して役には立たないんですが(え、見た目的には素晴らしくカッコいい。
所謂"厨ニ病"的な要素全開なのが逆に心地良いです。

因みに。
開発中のinFamous2では一時期コールの見た目が若者化していたんですが、1のファンから猛反発を喰らって1に近い物に修正されました。

inFamous_Cole.jpg
コールさんマジカッコいいっす。

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キャラクターは9/10
魅力的ではありますが、やはりグラフィックモデルが少しばかり残念…。

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5.サウンド
なんというか、このゲームはサウンド面で評価が難しいです。
なにせ、ほとんど音楽が流れないんです。
なので語れる事と言ったら音響ぐらいなんですが、別段音響が大事なゲームでも無いですし…
本気で難しい。
しかし、エンディングで流れる"Silent Melody"の"Working For a Nuclear Free City"
これは名曲です。この記事のトップにある動画で流れている曲です。
なんというか舞台である"エンパイアシティ"の雰囲気に合ってるんですよね。
なので、エンディングからスタッフロールでこの曲が流れた時はシビれました。
個人的にはこれだけで満点あげたいぐらいだったりします。

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サウンドは8/10
満点あげたいぐらいですが、やはりゲーム中にほとんど音楽が無いのは寂しい。
とはいえほとんど気にならないんですけどね。

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総評

管理人的にはアンチャーテッドに匹敵するぐらいに好きなタイトルです。
男心をくすぐる設定が本当に堪りません。
物語の展開も熱いですし、ゲームとしてもちゃんと作り上げられていると思います。
このタイトルを製作した時のサッカーパンチの社員は50人程度だったらしく、その技術力の高さが感じられます。
とはいえ、まだまだ改善すべき点も多い作品である事は確かです。

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総評は9/10
何か1つでも気になる箇所があれば遊ぶに値する、十分な良作だと思います。
続編のインファマス2の国内発売も決定しましたし、それまでに是非やってみて頂きたい作品です。
2は2で凄まじい進化をしているので楽しみですね。
何せあのアンチャーテッドシリーズを手掛けるノーティドッグが製作協力をしているというんだから期待しない訳にいきません。
アンチャーテッドの様に大きく育って欲しい作品です。

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