スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

大物ギャングが大暴れ!「Saintsrow:The Third」管理人レビュー



「オープンワールドクライムアクション」の金字塔として名を馳せる「グランドセフトオート」シリーズ。
シリーズ3作目となる"GTA3"が世界で第絶賛された後、海外パブリッシャーの多くはその成功に続こうと数多くの模倣作を発売しました。
今回新作をレビューする「セインツロウ」シリーズも当初は"GTAクローン"と呼ばれていました。
Xbox360で発売された第1作目がなかなかの好評を博し、2作目がPS3でも発売。
そして、引き続きPS3/Xbox360で発売されたのが最新作となる"セインツロウ:ザ・サード"です。
数ある"GTAクローン"の中で何故今シリーズが評価され、そして"GTAクローン"と呼ばれなくなったのか。
管理人なりのレビューで紐解いていこうと思います。

+++
1.グラフィック

過去に"インファマス"などのレビューでも言ってきましたが、基本的に「オープンワールド」系統のゲームはそこまでグラフィックに力を入れられません。
なにせ街全体を移動出来る訳ですから、それら全てを表示するのはスペックの決まった家庭用ゲーム機では難しい。
なので、密度が高ければ高い程グラフィックのクオリティと引き換えになる場合が多い、という訳ですね。
それは今作にも言える事で、グラフィック自体は前作に比べ非常に良くなっていると思います(管理人は一応PC版の2を少しプレイしました)。
しかし、マップは前作に比べ狭くなっており、入れる建物も減っていました。
この辺は後述の"ゲームシステム"辺りで言及しましょう。
話を戻しますが、今作の街並みは前作の様に様々なロケーションが存在する訳ではなく、基本的には都心部がメインとなっています。
勿論郊外の町もあるのですが、前作程移動していて「変わったなー」と思うマップデザインではありません。
それとあまり印象に残る建物も多くないのでマップがなかなか頭に入ってこない
GPS機能が便利なので困りはしないんですが…ちょっと惜しいですね。

さて、勿論良い部分もあります。

今作の"GTA"と一線を画す要素の1つが「キャラクタークリエイト」の部分だと思います。
"箱庭"ゲームには店で衣装を買って着替える、という要素は多々ありますが、
今シリーズではその種類が多く自由に色を変更出来る上、主人公の容姿も自由に変更可能。
今作では選べる人種も増え、肌の色も人種毎に数種(どの人種でも使用可能)、更に銀色や緑色など普通では有り得ない色も多数存在。
なによりも今作のクリエイトは他の作品や前作に比べて日本向けのキャラクターが非常に作り易い
個人的にキャラクリが可能な洋ゲーと言えば"エルダースクロールズ"シリーズがまず最初に浮かびますが、
あの作品は良い見た目を作ろうとすると物凄く時間が掛かる。そして挫折するパターン。
ですが、今作のキャラクリはデフォルトを少しイジる程度でもバタ臭さの薄いキャラが出来上がります。
簡単お手軽なクリエイトですが、数値は細かく動かす事が出来、ハリウッド俳優"ブルース・ウィリス"そっくりなキャラなども作られています。
私は基本的には女性キャラで自由に作っていますが、それだけで10時間ぐらいやっている様な気がします。
他の作品にありがちな数値を動かすと他の数値も動くという事が無いのが嬉しい点ですね。
しかし、前作にあった「普段の表情」の設定が無くなった事や、「服の重ね着」などが出来なくなったなどの劣化点も。
重ね着は欲しかったですねぇ、ボタンの開閉も削られたのが惜しいです。

126189313139480664.jpg

少佐
女性は可愛いのも綺麗なのも出来ます。
セインツ_男
渋いオッサンも!

+++

グラフィックは8/10
基本的なグラフィックは7、と言った所ですが、キャラクリで+1。

+++

2.ゲームシステム

今作は1つの街を自由に移動しながら物語を進めていく箱庭型のアクションゲームです。
オーソドックスな3Dアクション操作に、TPSの戦闘システム、車・船・飛行機などの乗物操作を搭載した物になっています。
操作性に関しては前作から更にアクション寄りになっており、かなり気持ちの良い操作が出来ます。
戦闘面でもカバーアクションは無いものの、今世代のTPS作品とほとんど遜色無いモノになっています。

今シリーズは"GTA"の流れを汲んだ「クライムアクション」ですので、街の住人などに危害を加える事も出来るシステムです。
このテの箱庭作品は街が広く移動が面倒になりがちですが、
その「住人に干渉出来るシステム」によってもたらされる重要なファクターが、移動手段を得る為の「カージャック」です。
前作までは車の前に立つなどして車を止め、そして乗っていた人を降ろして車を奪う形だったのですが、
今作ではダッシュボタンを押しながらカージャックをする事で、窓から乗り込み乗員を蹴り飛ばして一気に奪う「スピードジャック」が追加。
これにより移動手段を得る為の行動が短縮され、テンポが良くなりました。

そうして得た車は乗り捨てるだけでなく、自らのアジトに持ち帰り「ガレージ」へ追加する事が可能です。
これにより、以後アジトから自由にその車に乗る事が可能になり、カスタマイズして性能や外観を変更出来ます。
尚、改造は出来ませんが、軍隊や警察から奪ったヘリや戦闘機などもガレージに追加する事出来ます。
戦闘機を得た後の移動はビルなどに阻害されないので非常に楽になり、サクサク進みます。

今シリーズには「リスペクト」というポイント要素があり、様々な行動により入手する事が出来ます。
リスペクトは簡単に言えば"経験値"の様なモノで、得る事によってレベルが上がります。
そうしてレベルが上がると様々なアビリティやスキルを入手出来る様になり、戦闘を有利に進められる様になります。
高レベルになると「弾無限」「リロード不要」「ダメージ無し」などチート級のスキルもあり、正に「大暴れ」と言ったプレイも可能になります。

更に、そのまま「チート」という項目も存在し、使うとトロフィー/実績は得られなくなりますが、
お金やリスペクトを得たり、武器を全て解除する、敵を一発で倒せる様になるなどの効果を得られ、
ゲームが苦手な人の救済や、普通のプレイに飽きた人へのスパイスになっています。

それと、オンラインでのCo-opも搭載されており、物語を最初から最後までフレンドなどと一緒にプレイ可能です。

しかし、前述した通り前作に比べると街は縮小、入れる店も少なくなっています。
服を売っている店も「プラネットセインツ」という主人公が統治するギャングが経営する店がほとんどで、それ以外の服屋は3つしかありません。
プラネットセインツは服の種類は多いのですが、どの場所の店舗も売っているモノが同じです。
前作では多くの服屋があり、それぞれで違う服を売っていたので、かなり残念な部分。
重ね着の削除も含め、かなり残念な仕様変更部分だと思います。
箱庭ゲームが好きな人は街をぶらついたり、そこで見つけたいろんな店に入るのも楽しみでしょうし、これはちょっとガッカリですねぇ。

個人的に一番残念だと思ったのは「ミッションリプレイ」と「イベントリプレイ」の削除でしょうか。
前作までは一度クリアしたミッションであれば繰り返し遊べたんですけどねぇ。
今作では始めからやらないといけないので面倒臭いです…。

saintsrow3_screen3.jpg

saintsrow3_screen4.jpg

saintsrow3_screen2.jpg

+++

ゲームシステムは8.5/10
アクション面ではかなり良い出来です。それだけに前作からの削除要素が勿体無い…。

+++

3.ストーリー

今シリーズではギャング同士の抗争を描いたストーリーがメインとして展開していきます。
主人公達の組織の名は"サード・ストリーツ・セインツ"
アメリカの架空都市"スティルウォーター"をホームとする一大組織です。
1作目から最新作まで主人公は同一人物であり、最初は下っ端だった主人公も2ではボスになり、物語を進めていく内に組織は巨大化。
今作ではギャングとしてだけでなく、一大ブランドとしても名を馳せる組織になっています。

今作の物語はそんな絶好調なセインツに対して、伝説的な闇組織"シンジケート"が上納金を求める事により勃発する抗争を描いています。
ボスはその要求を当然拒否し、シンジケートの本拠地となる「スティールポート」へと乗り込む事となります。
そして街の中に存在する、シンジケートに敵意を持つ有能な人間を集め、全面戦争へと発展する訳です。

セインツロウシリーズがGTAと違う理由の1つとして「お馬鹿要素」が真っ先に挙げられると思うのですが、
前作まではメインのストーリーはギャングモノらしく非常に真面目で、それ以外の部分でふざける、という作られ方をしていました。
しかし、今作ではメインストーリーも今までに無いお馬鹿要素が含められており、
後々仲間になる人物がSMクラブで馬にされていたり、姿がダッ○ワイフやトイレになったり、終いにはゾンビまでも登場する展開があります。
ここまで振り切ったふざけ方だと清々しいレベルで楽しめるのですが、2までのノリももうちょっと欲しかったなという気も。

過去作の物語を振り返ると、「様々な手段を用いて自分が加入した組織の勢力を広げる」1作目、
「弱体化した組織をボスとなってスティルウォーター最大の組織へと再臨させる」2作目と、上を目指す物語だったのに対し、
今作では既に強大な組織のボスになっており、敵もいなくなってきていたせいかセインツメンバーのノリも変わっています。
ですが、そのノリも悪いものではないので、好み次第と言ったところでしょうか。

しかし、どうにも敵勢力の退場が呆気無さ過ぎる。
今回も敵は前作同様3勢力存在するのですが、2程食い下がってきてくれない。
意外とアッサリ勢力を奪ってしまうので、ボリュームはあまり感じられないかもしれません。
2のマエロとかは凄いしつこい相手だったので印象も強いんですけどねぇ。あと別の意味でジュンイチw
特殊部隊を相手にするのは面白いのですけど。

あと残念なのはネタバレなので詳細は書きませんが、○○○○のご退場ですねぇ…。
退場の仕方もアッサリだったし、早過ぎた感がどうにも拭えません。

尚、今作には2つのエンディングが存在し、終盤のミッションの選択によって結末が大きく変わります。
1つはギャングらしいエンディング、もう1つは見方によってはそれまでの物語が全て嘘になるエンディングになっています。
多分今作から話を繋げて続編を作るなら1つ目の方でしょうが…まぁ2つ目でもセインツらしいと言えばらしいですが…w

saintsrow3_image2.jpg

saintsrow3_screen5.jpg

+++

ストーリーは8/10
良い部分も多々ありながら、やはり若干のボリューム不足が残念。

+++

4.キャラクター

今作、セインツのメンバーのキャラクターはかなり魅力的だと思います。
主人公については後述するとして、
-1作目から引き続き登場する主人公の相棒"ジョニー・ギャット"
どんな苦難をも乗り越える戦闘力と不死身の如き生命力、口よりも早く手が出る一番ギャングらしい男です。
-前作からの紅一点(ボス次第ですが)、"ショーンディ"
ヒッピー風だった容姿は今やすっかりセレブリティ。意外と仲間思いの熱い女性。
-そしてこちらも前作からの"ピアース・ワシントン"
下っ端だった前作とはうって変わってセインツブランドの広報担当。しかも前作より歌が上手い!(!?)

このお馴染みの3人に加え、今作から仲間に加わる新たな仲間達。
-コンピューター関連に対して膨大な知識を誇る元FBI"キンジー・ケンジントン"
引き篭もりPCオタクにしか見えない彼女ですが、随所に見せる「抜けて見える行動」が面白い。
-2mを越える屈強な身体と様々な分野の知識を擁しているKGB"オレグ・キルロフ"
その身体からは想像出来ない知識量と紳士的な態度のギャップは相当なモノ。通称オレグさん。
-スティールポートにおける最古参のスカウト"ズィーモス"
歌う様に話し、巨大組織のボスにさえ平気で悪態を付く…流石ベテランの貫禄です。
-伝説的な存在でありながら、復讐の為日々訓練を続ける孤高のレスラー"エンジェル・デラムエルテ"
伝説の存在で圧倒的強さだったにも関わらず本編ではほとんど良いところがない彼。人は嘲笑の意味を込めて"エンジェルさん"と呼ぶ…。
なんと彼の声を演じるのは超人気プロレスラー"ハルク・ホーガン"

この中で絡みが特に面白いのはピアースとキンジーだと思います。

今作では先の"グラフィック"で前述した通り、主人公をカスタマイズする事が可能です。
なんとその中には"性格"という項目があり、男女でボイスが3種類ずつ存在。
そしてその全てで会話の内容が若干変化する様になっています。
私は当初女ボスの性格1でやっていたのですが、普段の会話の随所で楽しませてもらいました。
Aエンドルートの終盤、キンジーとのやり取りは必見、いや、必聴です。

今作には前作からのキャラが3人いますが、基本的にはキャラはあまり変わっていません。
しかしボスに関しては相当キャラが変わっており、まるで抜き身の刀の様だった2の頃に比べるとかなり丸い性格になっています。
2を知っているとズィーモスの台詞なんか「おいおい殺されるぞ…」と思う様なものばかりで若干ハラハラ。
個人的には2のカッコいいボスも、3の仲間思いのボスも好きです。

SR3_16x9KA_ky__AB_006_rezClient-noscale.jpg
左からオレグ・ピアース・ショーンディ・ボス・ジョニー・ズィーモス・エンジェル
Kenzie_-_Render.png
1人だけいなかったのでキンジーさんソロ。ゲーム中はこんな綺麗じゃないけどね!!

+++

キャラクターは9.5/10
セインツメンバーに文句はほぼ無し。しかし敵が微妙…。

+++

5.サウンド

オープンワールドのクライムアクションと言えば、車の運転中にラジオで実在のアーティストの曲を聴く事が出来る場合が多いです。
勿論今作もそのタイプで、ラジオから様々な曲を選曲して流す事が出来ます。
まぁ海外産ゲームですから、日本じゃ全然有名じゃない曲とかも多々使われている訳ですが。
しかし、中には一度はTVなどで聞いた事があるであろうこの曲が劇中で流れます。



流石にこれが流れた時は吹いたw
日本では麻倉未稀さんが「ヒーロー」と言うタイトルでカバーして、ドラマ「スクール☆ウォーズ」で使われていました。

まぁしかし、今作の音楽と言えばやはりこちらでしょう。



"Kanye West"の"Power"、この曲は記事の一番最初に貼った動画にも使われている事から分かる通り、今作のメイン曲として扱われています。
スティールポートで拠点となるアジトを得る為に空からパラシュート降下して襲撃をするのですが、その時この曲が流れる!
かなりカッコいい演出でしたねぇ。
あそこだけで満点あげたいぐらいなんですが、まぁそれは無しとして。

オリジナルで制作されたと思われる楽曲もなかなか良かったと思います。
特にゲームを起動させた時にメニューで流れる曲は雰囲気に合っていていいんですよねぇ。

リンクsound track No.1-Saintsrow The Third-

あとはエンディングの全員の合唱ですねー、印象に強いのは。
"Sublime"の"What I Got"を皆で合唱するのですが、それがまた今作のセインツメンバーらしくて良い。
劇中でもピアースとボスが車の中で一緒に歌う場面があるのですが、エンディングのVerは更に豪華です。



いいなーこういうの。
2までのセインツじゃ想像出来ないんですが、3らしくてとても好きです。

+++

サウンドは9/10
もうちょっとラジオで聴ける楽曲の数があればなーと感じますね。

+++

総評

作品独自のお馬鹿なノリや、ブラッシュアップされたアクション性。
日本人にも馴染めるキャラクタークリエイトやカスタマイズ要素。
1つ1つの完成度は高いのですが、最終的にそれをまとめる時間が足りなかったという感じがします。
かと言ってスルーするのも惜しい作品というのが私の見解です。

+++

総評は8/10

過去作に比べ、良くなった点・悪くなった点の両方が混在する作品。
しかし、今作をやると以前までの操作性に馴染めないのも事実であり、実に惜しい作品です。
2の良いところを続編でまた組み込む事が出来ればかなりの傑作になると思います。
基本的に私は箱庭ゲーは苦手と以前から言ってきましたが、
今作は同じく箱庭が苦手な人が入門として体験するに良い出来なのではないかとも思います。
箱庭好きの人が楽しめないという訳でもないですけどね。
「GTAよりアクションが軽快で、軽いノリが好き」という人はかなりハマるのではないでしょうか。
セインツを買った方、宜しければCo-opやりましょうw

関連記事
スポンサーサイト
Author by 無月 / 全記事一覧 / 前の記事 / 次の記事 / ページトップ
Designed by マンゴスチンw /

コメント投稿

  • URL
  • コメント
  • パスワード
  •  管理者にだけ表示

トラックバック

http://gamesukiblog.blog40.fc2.com/tb.php/603-9a070b9d
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。